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・君はどこの「国つ神」の民なのか

2011年4月25日 hakusan_biraより一部改変

未曾有の出来事が,我々に,そのことを気づかせる場面に至った。
今日の「国」のカタチ,その原初的な風景に接することができる時点まで,歴史をさかのぼり,そして心を虚しくして,地域を見つめ直す必要があるのではないのか。

今日,クニという言葉は,国土と国家の双方の意味に使われる。両者の境界が判然とせずに使われていることが少なくない。また為政者によって意識的に混用されていることもある。しかし国土をあわらすクニは国つ神に属するものであり,国家をあわらすクニは天つ神に属するものであると考えるとき,両者の区別は明瞭になる。
国つ神のクニは生活者の空間であり,天つ神のクニは支配者の空間である。
企業を神として容認したとき,天つ神のクニはさかえ,国つ神のクニは荒廃した。
谷川健一「国と島の日本像」『風土と文明』

まさに歴史をひも解き,考古学的な事象を虚しく受け止めれば,そこには必ず「言葉が通じがたく,異風異俗の「化外の民」が日本列島の内部に住んでいた」ことが明らかとなる。
そしてそれは,僕らの住むすぐ近くに今も息づき,時に,地域に存在するモノを規定している。
ただ,気づかないだけだ。

遺跡・文化遺産等は,その地域が如何にして,今日までの気の遠くなるような歴史をどう刻んできたのかという証である。
そして幾多の災害等を乗り越えてきた「地域の知恵」が,そこには見事に閉じ込められている。

ある場所は,遺跡そのものが数千年という安心・安全を保証してくれる場面である事を。
ある場所は,村の鎮守が悲しい歴史を乗り越えてきた「知恵」を伝える場面である事を。
ある場所は,土器・石のカケラが,森と川への感謝と畏敬の念を確認する場面である事を。

今こそ,我々はその伝道者として立ち上がらなくてはならない。
列島に存在したであろう,幾多のクニ,その風土と風景を取り戻すために

あなたは,,
「どこの「国つ神」の民なのか」という問いを・・・・ziro